東京都にある『阿佐ヶ谷神明宮』(あさがや しんめいぐう)は、厄年やその前後の厄除、『八難除』(はちなんよけ)のご祈祷を行われています。
『八難除』とは、凶方位へ引越や移転をしてしまったときなどにお参りする『八方除』とは、ちがうのでしょうか?
『阿佐ヶ谷 神明宮』の『八難除』とは?(八方除との違いは?)
【『八難除』とは】
『八難除』(はちなんよけ)とは、全国で唯一、阿佐ヶ谷神明宮だけが行っているご祈祷方法で、年齢から来る厄年の災い(厄除)、方位や地相・家相を犯したことに起因する災い(八方除)、火や水や人の災い、因縁がら来る災いなど、”現世に数多ある災難厄事総てを取り除く御祈祷”です。
と、言う事は、八難除には、”厄年などの厄除などに、『八方除』の御利益も含まれている”という事ですね。
【『八難除』のご祈祷を受ける期間】
八難除は古くからより『正五九参り』(しょうごくまいり)などと呼ばれ。4ヶ月毎に御祈祷することが正しいとされています。
特に、方位を犯してしまった災は深いとわれ、年に3回の御祈祷を3年間繰り返す(九重参り)ことをお奨められています。
また、厄年でないときでも、「家族に何か災難が起きる」「病気や事故が起きる」「何をやってもうまくいかない」などという場合も、八難除を受けることを奨められています。
「五黄殺」や「暗剣殺」などの大凶方位を犯してしまった時などは、しっかりと御祈祷を続けるのが望ましそうですね。
阿佐ヶ谷神明宮:御由緒・御祭神
【御祭神】
・天照大御神(アマテラスオオミカミ)
皇室の御祖神であり、太陽神でもある天照大御神は、我が国で最も貴く、国家の最高神とされています。
【御由緒】
日本武尊が東征の帰途、阿佐ヶ谷の地で休息し、後に尊の武功を慕った村人が旧社地(お伊勢の森と称される現在の阿佐ヶ谷北5丁目一帯)に一社を設けたのがはじまりと言われています。
建久年間(1190 〜1198年)には土豪横井兵部が伊勢神宮に参拝したおり、神の霊示を受け、宮川の霊石を持ち帰り神明宮に安置したと伝えられ、この霊石は今も御神体として御本殿の奥深く鎮っています。
阿佐ヶ谷神明宮:アクセス
【所在地】
〒156-0001 東京都杉並区阿佐ヶ谷北1-25-5
TEL:03-3330-4824
【最寄り駅】
・JR中央線『阿佐ヶ谷駅』北口より 徒歩2分
・東京メトロ:丸の内線『南阿佐ヶ谷駅』北口より 徒歩10分